top of page

サーファー必読!「津波注意報」の本当の意味と行動

  • 執筆者の写真: Eiji
    Eiji
  • 7月31日
  • 読了時間: 3分


「津波注意報」の定義とは?

こんにちは!エイジです!

「津波注意報」と聞くと、多くの人が「すぐに大きな津波が来る!」「もう平気なのでは?」と思えるかもしれません。しかし、サーファーの皆さんにとっては、その定義や意味合いを正確に理解しておくことが、命を守る上で非常に重要です。

今回は、気象庁が発表する「津波注意報」について、サーファーとしての視点からその定義と、私たちが取るべき行動について掘り下げていきたいと思います。


「津波注意報」の定義とは?


まず、気象庁による「津波注意報」の定義を確認しましょう。

津波注意報: 「予想される津波の高さが0.2m以上1m以下の場合に発表されます。

これだけ聞くと、「なんだ、1m以下なら大丈夫だろう」と感じるかもしれません。しかし、この0.2mという数字が、サーファーにとっては非常に大きな意味を持つのです。


サーファーにとっての「0.2m」の意味


普段、私たちは波のサイズをフィートやメートルで表現し、0.2m(約8インチ)の波は「膝」程度の、ごく小さな波として認識します。しかし、津波の「0.2m」は、私たちが普段乗っている波とは全く性質が異なります

一般的な波は、海底が浅くなるにつれてその波高が増し、最終的にブレイクします。しかし、津波は「波長が非常に長い」のが特徴です。たとえ高さが0.2mであっても、その波長は何kmにも及ぶことがあります。

この長い波長のため、津波は通常の波のように崩れるのではなく、水面がゆっくりと上昇・下降を繰り返す「水位の変化」として現れます。そして、このわずかな水位の変化であっても、以下のような極めて危険な状況を引き起こします。


  • 強い引き潮・押し潮: 普段の波打ち際から急激に水が引いたり、反対に一気に奥まで押し寄せたりします。この急激な流れは非常に強く、人の体を簡単に沖に引き込んだり、押し流したりする力を持っています。

  • 予想外の急流: 湾内や河口付近などでは、狭まった場所で津波のエネルギーが集中し、予想以上の速い流れや渦を発生させることがあります。

  • 短時間での繰り返し: 一度津波が来たからといって終わりではありません。長い波長のため、数分から数十分の間隔で何度も押し寄せ、水位の変化が繰り返されます。

  • 漂流物: 押し寄せた水は、海岸の砂や小石だけでなく、木片、ゴミ、ボートなど、様々なものを巻き込んで流します。これらが漂流物となって人にぶつかれば、重大な怪我につながります。


つまり、「0.2mの津波注意報」は、通常の波の「0.2m」とは全く異なり、決して軽視して良いものではないのです。


「津波注意報」発表時のサーファーの行動


津波注意報が発表されたら、私たちは即座に行動しなければなりません。

  1. 直ちに海から上がる! 最優先事項です。波の有無にかかわらず、また「まだ大丈夫だろう」という自己判断はせず、すぐに海から上がってください。

  2. 海岸から離れる! 海から上がったら、すぐに海岸線から離れ、より高い場所へ移動してください。サーフポイント周辺は危険です。

  3. 情報収集を怠らない! テレビ、ラジオ、スマートフォンの防災アプリなどで、最新の津波情報を確認しましょう。一度注意報が解除されても、再発の可能性もあります。

  4. 「津波は何度も来る」を肝に銘じる! 一度大きな波が引いても、安心しないでください。津波は数回から数十回にわたって押し寄せることがあります。完全に解除されるまで、海岸には近づかないでください。


SURFGYMでは、皆さんに安全で楽しいサーフィンライフを送っていただきたいと心から願っています。解除されるのを待ちましょう。


 
 
 

コメント


bottom of page